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2014年5月29日木曜日

国民年金 受給開始年齢 75歳は、損か得か?

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国民年金の受給開始年齢を75歳からにした場合、得なのでしょうか。
NHKの報道をもとに考えた場合、次のような答えが出ました。

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結論 86.9歳以上まで生きれば損しない

厚生労働省は、公的年金の受給開始年齢を個人の選択で仮に75歳まで繰り下げた場合、原則どおり65歳から受給を開始した場合と受け取る年金の総額が同じになるのは、機械的に計算すると86.9歳の時点だとする試算を明らかにしました。
75歳から受け取ると、87歳まで生きなければ、得しないのですね。
うっかり85歳で死んでしまった場合は、損するのですね。

75歳程度まで繰り下げ受給検討

「公的年金の受給開始年齢は、国民年金では原則65歳ですが、個人の選択で受給開始年齢を70歳までの範囲で繰り下げた場合、1か月当たりの受給額が増える仕組みがあり、田村厚生労働大臣は、これを75歳程度まで繰り下げられるようにすることを検討したいという考えを示しています。」
受給開始年齢を遅くすればするほど、国が儲かりますよね。
だって、2012年の日本人の平均寿命は、女性86.41歳、男性が79.94歳ですから。

女性なら、平均よりちょっと長生きすれば得します。
男性なら、平均より7年長生きすれば得します。

どういう試算をしたの?

「これについて厚生労働省は、衆議院厚生労働委員会の理事会で、今の段階で具体的な検討はしておらず、実際の制度とは異なる可能性があるとしたうえで、試算を明らかにしました。
それによりますと、受給開始の時期を1か月繰り下げると受給額が0.7%増額される今の仕組みを単純に当てはめると、75歳まで繰り下げた場合、受給額は84%増えるとしています。」
75歳まで、十分収入がある仕事があれば、75歳からの受給は悪く無いですね。

「物価や賃金の変動を考慮しない」で試算した結果

「そのうえで、物価や賃金などの動向を考慮せず、機械的に計算すると、65歳から受給を開始した場合と受け取る年金の総額が同じになるのは、86.9歳の時点だとしています。」
だけど、条件は、物価や賃金などの変動がないと考えた場合なのですね。
必ず変動しますけどね。

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