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読売新聞の報道から引用します。受給開始60歳と70歳を比較すると・・・
『基礎年金を60歳ちょうどから早めに受給する場合、年金の累計額は、77歳頃になると、65歳からの原則受給に追い越されてしまう。逆に、70歳ちょうどから遅めに受給した場合は、82歳頃に、65歳からの原則受給と累計額が同じになり、それ以上長生きすれば、得する計算になる。整理します。
75歳までの遅めの受給が実現した場合はどうだろう。増額率を現行と同じ1か月あたり0・7%と仮定した場合、87歳頃まで長生きしなければ、65歳受給開始の総額に追いつかない。日本人の平均寿命は、男性が80歳、女性が86歳。自分が何歳まで生きるかは誰にもわからないので、判断は難しいところだ。』
- 60歳受給だと、77歳頃に65歳受給総額に追い抜かされる。
- 70歳受給だと、82歳頃に65歳受給総額を追い抜かす。
- 75歳受給(仮定)だと、87歳ごろに65歳受給総額に追い抜かす。
報道をもとに、すごくあっぴろげに書くとこうなります。
- 60歳から受給だと、77歳までにお亡くなりになればお得
- 70歳から受給だと、83歳以上まで生きればお得
- 75歳から受給(仮定)だと、86歳以上まで生きればお得
どういう仕組みでこうなってるのか?
『 どちらも原則、1か月単位で開始時期を決められる。65歳を基準に1か月早めると、月々の年金が0・5%減る。最大で60歳から受給できるが、その場合、月々の年金は30%減る。反対に、65歳を基準に1か月遅らせると、月々の年金は0・7%増える。最大70歳まで遅らせることができ、その場合、年金は42%増える。基礎年金のみの受給者の中で受給を早めた人の割合は40%、遅らせた人の割合は1%にとどまる。』整理すると、
- 65歳より1ヶ月早めると0・5%減る
- 65歳より1ヶ月遅らせると0.7%増える
- 早めた人は40%
- 遅らせた人は1%
国は受給開始年齢を一律でおそくしたがっていますが、これは高齢化によって破綻しそうになっている年金制度を維持していこうという世界的な動きの中で起きていることです。